相場基調

　電炉用電極メーカーは下期より電極価格3割強値上げを電炉各社に要請しています。
これを受け合同製鐡が９月からの2000円、北越メタルが3000円など電炉各社は価格の改定を急ぎ副資材上昇によるコスト高を吸収しようとしています。
一方鉄スクラップは関東鉄源協同組合の落札価格が8月比374円安などとなっていましたが、９月後半の電炉の連休集中稼働を受け引き締まり感を見せています。
　電炉各社は一時ほどではないにせよ、平均出荷価格は依然として低く電極など副資材の価格改定を見据え価格重視の姿勢を一層強めるものと考えられます。
今後の積算等、くれぐれもご注意下さい。