異形棒鋼相場情報 2018年2月21日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 77,000
D13ミリ 75,000
D16〜D25ミリ 73,000
SD345  D19〜D25ミリ 75,000
D29〜D32ミリ 76,000
SD390  D16〜D25ミリ 78,000
D29〜D32ミリ 80,000

貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリベースが7万3千円前後の強基調で推移しています。関東地区の鉄スクラップ業者で構成する関東鉄源協同組合が、今月9日に2月契約の鉄スクラップ輸出入札を行いました。平均落札価格は3万4750円で合計1万5千トンを落札し、前月比では2639円の下落で4カ月ぶりの値下げとなりました。関東地区の鉄スクラップ市況は海外安を背景に一時弱含みとなっていました。関東電炉メーカーの実勢購入価格は3万5000円〜3万5500円で高値が3万6千円どころ、輸出落札価格は各電炉メーカーの買い値を下回りました。
関東地区電炉メーカー各社は2017年度通期業績で赤字計上を避けられない状況にあり、販価改善に向けた姿勢を強めています。
新年度の4月からは電極や耐火物など副資材コストのさらなる上昇が見込まれ、主原料の鉄スクラップや電気料金を除いた副資材分だけでトン当たり2千円以上の生産コスト増となるとされ、メーカーは新年度の製品販価について目標を7万5千円に引き上げています。
また2月半ば頃より関東地区の鉄スクラップ価格が高値寄りの展開になっており、鉄スクラップの市中発生低迷が続く中、今後の動向が注視されます。この様な状況から今後の異形棒鋼市況はメーカーの販価引きさげ見直しもあり、先行きは強基調で推移するものと思われます。今後の積算等ご注意下さい。