異形棒鋼相場情報 2017年10月6日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 67,000
D13ミリ 65,000
D16〜D25ミリ 63,000
SD345  D19〜D25ミリ 65,000
D29〜D32ミリ 66,000
SD390  D16〜D25ミリ 68,000
D29〜D32ミリ 69,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリがトン6万3000円前後と上伸基調で推移しています。地区電炉メーカー各社は再生産可能な販売価格を目指し、価格の引き上げに注力しています。
関東地区の電炉メーカーの2017年度上期(4−9月期)業績は、軒並み赤字転落または減益となったようです。第11回半期(4−6月期)は経常黒字を計上していましたが製鋼原料の鉄スクラップ急騰分の価格転嫁が遅れ、安値で受注した契約残が足かせとなったようです。
メーカー各社は足元の市況の6万3000円は通過点で、製品採算価格6万5000円を指標ととしています。
製鋼主原料の鉄スクラップ市況は3万2000円前後で推移しており、さらに今秋からの電極や耐火物、亜鉛など副資材の調達コスト上昇の追い打ちがかかるとし、製品販売価格一段の引き上げを目指し安値での取引には応じない構えです。メーカーコストアップかしばらく続く見通しから、異形棒鋼市況は強含みで上値へと移行するものと思われます。