規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 65,000 |
D13ミリ | 63,000 | |
D16〜D25ミリ | 61,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 63,000 |
D29〜D32ミリ | 64,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 66,000 |
D29〜D32ミリ | 67,000 |
関東地区の異形棒鋼市況は、地区電炉メーカーの再生産可能な販売価格レベル実現の売り腰強化から上伸基調が強まり、SD295A D16ミリが6万1000円前後と強含みで推移しています。
関東地区電炉メーカーは製鋼主原料の鉄スクラップ価格が至近1カ月で4000−5000円上昇しメーカーの購入価格が3万2000−3万2500円になりました。この原料高に加えて、電気料金が引き上がり電極及び耐火レンガの価格もさらに上昇することから売り腰を強めています。
メーカー各社は適正なメタルスプレッド(原料購入価格と製品販売価格の差)を確保するため早期に販売価格をトン当り6万円以上に引き上げるとしており、下期のメタルスプレッド3万円プラスアルファで計画しています。関東鉄源協同組合が来月実施する輸出鉄スクラップ入札価格がさらに値上がると見られてるため、メーカーは6万円も「本来目指すべき価格」への通過点と捉えています。
関東地区メーカーの7月受注量は30万1千トン近くあり目先はメーカー主導の強基調展開が続くものと思われます。