規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 57,000 |
D13ミリ | 55,000 | |
D16〜D25ミリ | 53,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 55,000 |
D29〜D32ミリ | 56,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 58,000 |
D29〜D32ミリ | 59,000 |
地区電炉メーカーの販売価格の引き上げ姿勢が続いており、上昇局面が継続しそうです。製鋼主原料の鉄スクラップ価格上昇、原材料価格や電気料金値上り、また操業率の低下によるコストアップが電炉メーカーの負担となっている。
メーカーはコスト高を背景に値上げを進めており、6万円の市況形成に向け今月中にも5万5000円以上を固めたいとしており、しばらくは上昇局面が続きそうです。
コストプッシュを背景に市況は上昇していますが、懸念されるのは需要面です。首都圏のマンション着工戸数は11月、4872戸と前年同月比3.0%減となり、3カ月ぶりに前年を割り込みました。最終需要家が低金利などでマンション購入しやすい環境にあるものの首都圏でのマンション供給過剰を懸念する見方もある。東京オリンピック整備、インフラ改修など需要を下支えする見直しですが需要の急増は見込めないようです。
今後、需要に頼らないコストプッシュによる市況上昇が年度末まで継続するか電炉メーカー各社の販売姿勢が焦点となります。