規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 55,000 |
D13ミリ | 53,000 | |
D16〜D25ミリ | 51,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 53,000 |
D29〜D32ミリ | 54,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 56,000 |
D29〜D32ミリ | 57,000 |
鉄筋需要の低迷や円高による製品輸出への影響などから関東地区の電炉メーカーが苦戦を強いられ2016年度上期(4‐9月期)の業績が赤字に陥るところも出てきそうです。一部メーカーは4月単月で赤字を計上したもようで、4‐6月期でも赤字になっているところもあり得るという。7‐9月期も厳しい事業環境が予測されており、4‐6月分の落ち込み分を補えるとの期待感は薄いまま。16年度通期でも収益は前期比5割減程度になるのではとの声も聞こえています。
急騰していた鉄スクラップ価格が5月に急落し電炉メーカーのメタルスプッレド(原料購入価格と製品販売価格の差)改善につなげられる期待から、第1四半期業績は赤字を免れそうだとの見方もありました。しかし関東地区メーカーには3月から5月までの3カ月間で従来の約7カ月分に当たる100万トンの明細が入りました。需給先食いの影響で6月は引き合いは激減したことに主原料の鉄スクラップ価格が1万7千円まで下落したため、棒鋼市況はSD295A D16ミリベースで5万1千円中心と前月より2千円方下げ、様子見で推移しています。
メーカー各社は受注残を確保しているのを要因として、5万円台の価格維持姿勢を示していますが。今後の鉄スクラップ相場動向と電炉メーカーの販売価格対応が注目されます。