異形棒鋼相場情報 2015年9月2日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 60,000
D13ミリ 58,000
D16〜D25ミリ 56,000
SD345  D19〜D25ミリ 58,000
D29〜D32ミリ 59,000
SD390  D16〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は製鋼主原料の鉄スクラップ相場の下げ傾向が続いていることもあり、弱基調で推移しています。
メーカー直送による市中価格はSD295A D16ミリベースが5万6千円中心で推移しています。
関東地区の電炉メーカーの受注量は4月から月間平均20万トンレベルで6月には一時先高観が出たこともあり30万トンを超えたようです。8月は盆休みなどの影響もあり、受注量は20万トンレベルにとどまったようです。市場では鉄スクラップが2万円近くなっていることから先安との見方が広がっており、ゼネコンなど実需筋は当用買いに徹しています。
首都圏のマンション着工戸数は昨年を上回るレベルで推移し、6月は7,255戸と前年同期比59.4%増と3ヵ月連続で前年を上回りました。4−6月トータルでは2万680戸と前年同期比81.9%増と大きく伸びています。昨年は消費増税の影響などで減少したため、反動増の要因もありますがマーケット環境としては堅調です。また来年度から大型再開発案件もあり、関東地区の異形棒鋼需要も伸びる見通しです。しかし実際の取引に結びつくのは年明け以降になりそうです。
当面は実需筋の当用買いが続くものと思われます。鉄スクラップ相場の今後の動向と電炉メーカー各社の販売価格えの対応が注視されます。