異形棒鋼相場情報 2015年7月28日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 61,000
D13ミリ 59,000
D16〜D25ミリ 57,000
SD345  D19〜D25ミリ 59,000
D29〜D32ミリ 60,000
SD390  D16〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000

貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

東京製鐵鰍ヘ8月契約分の鋼材販売価格を全品種で前月比据え置くと発表しました。据え置きは9ヵ月連続で主要品種販売価格はH形鋼7万9千円円、異形棒鋼ベース6万3千円、厚板7万4千円です。 今村常務取締役営業本部長は「国内需要は品種や需要先で強弱があるが総じて堅調」との見方をしめしました。ただ、足元の建材需要は人手や加工能力の不足で先送りされ、鋼板も在庫過剰と安値の輸入材攻勢が需給改善の足かせ要因。電炉の夏季減産と秋口の需要回復から「下期に向けて需給調整は進んでいく」として販価を据え置いた。同社では引き続き需要見合いの生産で需給調整を進める構えです。
関東地区の電炉メーカー各社は夏季電力料金や減産に伴うコスト高、円安に伴う燃料費上昇などから製品価格の改善が急務として7月販売分トン2千円の値上げを発表しました。しかし、ここにきて製鋼主原料の鉄スクラップ価格が大幅に下がり関東では、トン2万2千5百円前後と6月高値から5千円近く下がり今は2年9ヵ月ぶりの安値圏にあります。これはアジアの需給純化を背景に輸出価格が大幅に下落した影響です。
こうした状況から関東地区の異形棒鋼市況はメーカーの値上げが浸透しないまま模様眺め展開が続いており、市中価格はSD295A D16ミリ ベースが5万7千円中心で推移しています。