異形棒鋼相場情報 2015年5月19日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 62,000
D13ミリ 60,000
D16〜D25ミリ 58,000
SD345  D19〜D25ミリ 60,000
D29〜D32ミリ 61,000
SD390  D16〜D25ミリ 63,000
D29〜D32ミリ 64,000

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相場基調

東京製鐵鰍ヘ18日に6月契約分の製品販売価格を7ヵ月連続で全品種据え置く発表しました。主要品種の物件向けや在庫品の販売価格はH形鋼 7万9千円、異形棒鋼 6万3千円、厚板 7万4千円で18日午後から受注を開始しました。今村常務取締役営業本部長は「国内は首都圏再開発や工場などの物件が具体化し着工ベースでは夏から秋、来年にかけて相当量が出てくる。」とし、「メーカーサイドが減産などでしっかり対応すれば需給がしまり値上げのチャンスが出てくる。引き続き需要に見合った減産を実施する。」と述べました。また鉄スクラップの動向について「底値を脱しつつある。トルコ向け米国価格が上昇しており、アジア市況にも影響を及ぼしてくる。米スクラップが強気になれば韓国ミルは日本に買い求めてくるので関東湾岸価格も下がりにくく、上を向こうという芽が出ており要注意だ。」と述べた。
関東地区の異形棒鋼市況は5月商談が乏しく、模様眺めの展開が続いています。市中価格はSD295A D16ミリベースが5万8千円中心で、ゼネコンは様子見ムードのなか当用買いが続いています。関東地区電炉メーカーの5月受注量は20万トンを割る見通しで製鋼主原料の鉄スクラップ輸出価格の反発もからみ今後の動向が注視されます。