相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は電炉メーカーの製鋼主原料である鉄スクラップ相場が小幅反騰に転じている中、ゼネコンなど需要家からの引き合い低調が続き市場には停滞感が広がっています。市場での価格はSD295A　D16ミリ ベースが5万8千円前後で推移しており、鉄スクラップ相場底入れの気配もあり様子見状態が続いています。
関東地区の細物電炉メーカー、三興製鋼�鰍ﾆ�褐�山工場の共同住宅販売会社ウィンファーストは4月契約において採算重視の販売姿勢を堅持していくと表明しました。他の電炉メーカー各社も続落していた鉄スクラップ市況が小幅反騰に転じていることから、4〜6月も実需に見合った生産に徹し適正なメタルスプレット( 原料購入価格と製品販売価格の差 )維持を目指すとし先々の需要を見据えて価格重視の姿勢を保と表明した。
市場では一部流通がメーカーの販売価格以下での受注も聞かれたがゼネコン需要家・流通販売業者・電炉メーカーなど各社の思惑のなか、鉄スクラップ今後の動向等異形棒鋼市況の動向が注視されます。