規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 63,500 |
D13ミリ | 61,500 | |
D16〜D25ミリ | 59,500 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 61,500 |
D29〜D32ミリ | 62,500 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 64,500 |
D29〜D32ミリ | 65,500 |
関東地区の異形棒鋼市況は一昨年5月以来1年9ヵ月ぶりに安値を付けました。市場価格はSD295A D16ミリが5万9500円を2月末比べて2千円安く新年から1ヵ月半余りで3千円下落しました。市場では年初から実商いが減少が続いており、一部流通で始まった受注優先の安値提示が市場に下げムード広がりベースが5万9500円と6万円を割り込みました。
電炉メーカーの製品主原料の鉄スクラップが国内、輸出共に下げ基調にあり異形棒鋼市況もしばらくは軟調で推移するものと思われます。
関東地区の電炉メーカーの受注量は2月も10トン台になるペースとなっており、低調な取引が続き出荷量も伸び悩んでいます。
国土交通省の建築統計によると昨年12月、RC造で着工床面積の前年同月比20.9%減を筆頭に新設住宅着工戸数(同、14.7%減)やマンション着工戸数(同、10.5%減)などいずれも2ケタのマイナスを記録。需要の後退が受発注や出荷の停滞を招いた格好になります。
製品市況の現状は高値と安値の格差が広がるものの鉄スクラップの値動き次第で、軟調市況が続くか流動的で今後の動向が注視されます。