異形棒鋼相場情報 2014年11月14日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 68,000
D13ミリ 66,000
D16〜D25ミリ 64,000
SD345  D19〜D25ミリ 66,000
D29〜D32ミリ 67,000
SD390  D16〜D25ミリ 69,000
D29〜D32ミリ 70,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は10月に続き動意薄のまま11月に入りました。市場相場はSD295A D16ミリが6万4千円中心で推移しています。10月の関東地区の電炉メーカー受注量が20万トン弱と9月に比べて落ち込み11月も10月レベルとなる見通しとのこと。都内の大型物件などもあるが、計画については遅延するケースも出ています。施工能力のボトルネックが異形棒鋼の製品出荷を左右しているようです。
製鋼主原料の鉄スクラップ市況が軟調で電炉メーカーの買い値がトン3万円を割り込む状態が続いており、各メーカーへの製品値下げ要求も強くなっています。11月も半ばになりますがまとまった商談に乏しく、限られた引き合いの中で製販の綱引き状態が続いています。需要家サイドは厳しい指値を挟みながらも当用買いの調達姿勢を続けています。一方メーカー側は販売価格の維持を目指しています。
今月11日に行われた関東鉄源協同組合の鉄スクラップ輸出入札は平均2万円9038円で2万トンを落札したが、2012年12月以来1年11ヵ月ぶりに3万円を割り込みました。輸出、国内ともに3万円を割り一部では鉄スクラップ市況底入れ近しの声も聞かれ、今後の動向そして電炉メーカー各社の販売価格対応が注目されます。