異形棒鋼相場情報 2014年9月8日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 70,000
D13ミリ 68,000
D16〜D25ミリ 66,000
SD345  D19〜D25ミリ 68,000
D29〜D32ミリ 69,000
SD390  D16〜D25ミリ 71,000
D29〜D32ミリ 72,000

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相場基調

関西地区では今月初めに電炉メーカーが9月販売分の棒鋼価格を2千円の値上げを提示しました。関西メーカーの値上げは今年1月契約分以来9ヵ月ぶりで8月半ばまで安値寄りで推移してきた価格を立て直して下期の収益改善を図るとし「早期に6万5千円台の販売価格に引き上げていきたい」と表明した。そのためゼネコンなど需要家筋は当用買いながら材料手当ての動きも出ているようです。
一方、関東地区の電炉メーカーは販売価格7万円を視野に値戻しを本格化する姿勢です。製鋼主原料の鉄スクラップ価格は昨年末から下落に転じたが、4月以降再び上昇。盆明け後も強含みで推移。足元は為替が1ドル=105円まで円安に進んだことからメーカーの買値が3万5千円が視野に入り先高観が強い。また、電気料金は東京電力による大幅値上げに加え燃料費調整による上乗せで大幅に上昇。その上、輸入している副資材の値上がりなどもあり、幅広いコスト高で採算悪化が理由。まずは市場の一部に出ている陥落価格を早急に是正し販価6万5千円以上を固めた上で、販価7万円の実現に挑戦していく構え。厳しいコスト高に対応するため、電炉メーカー各社は流通・商社に対して2‐3千円の販価値上げを提示する姿勢です。