異形棒鋼相場情報 2014年5月26日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 72,000
D13ミリ 70,000
D16〜D25ミリ 68,000
SD345  D19〜D25ミリ 70,000
D29〜D32ミリ 71,000
SD390  D16〜D25ミリ 73,000
D29〜D32ミリ 74,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリがトン当り6万8000円中心で推移しています。関東地区メーカー各社は不採算の解消に向けて1月から販売価格を据え置き再生産が可能な収益改善を目指してきました。メーカーの強腰に支えられてきた市中相場ですが、その後も人手不足や輸送、重機不足で建設現場の工事が延期・遅延するなどの影響で荷動き引き合いのこう着が続きました。製鋼主原料の鉄スクラップ市況は、4月上旬の3000円続伸から中旬以降は様子見が続きました。連休明けに地区電炉メーカーが購入価格の値下げを実施したことで5月中旬には3万1000〜3万2000円前後となりました。
こうしたなか、関東鉄源協同組合は鉄スクラップの輸出入札を実施し (5月契約船積み期限7月15日、合計数量2万5000トン) 平均落札価格は2万2040円と現行価格並だったことから市中では「先行きについて、下げ足が速まる印象派なくなった」(ヤード筋) といった受け止め方をしています。
関東地区今後の異形棒鋼市況は6月以降にもまとまった資材手配の動きが見込まれるなか、市況形成をめぐっては、電炉メーカー各社の販売方針が「数量」と「採算」どちらに比重が傾くか電炉メーカー各社の対応そして動向が注視されます。