異形棒鋼相場情報 2014年2月14日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 75,000
D13ミリ 73,000
D16〜D25ミリ 71,000
SD345  D19〜D25ミリ 73,000
D29〜D32ミリ 74,000
SD390  D16〜D25ミリ 76,000
D29〜D32ミリ 77,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は2009年3月以降4年11ヵ月ぶりに7万円台に乗せました。現在SD295AD D16ミリ、トン7万1000円中心。
三興製鋼鰍ニ褐山工場の細物棒鋼共同販売会社、ウィンファーストは2月契約において、引き続き7万円を上回る販売価格の浸透を進め、再生産可能な収益の早期確保を計ると表明しました。
異形棒鋼の主原料鉄スクラップ市況は年明けから下落基調が続いており、2月13日時点の関東電炉メーカーの購入価格は3万4000円前後、高値3万6000円と調整局面にあります。関東鉄源協同組合が2月13日に実施した鉄スクラップ輸出入札(2月契約、船積み期限4月15日)は平均落札価格トン、3万2995円で前回(1月15日実施)より2350円安でした。合計数量は2万トンで今回の価格は関東メーカーの購入価格を大幅に下回っています。
しかし、メーカー各社は先行き鉄スクラップ市況の反転を念頭に不採算の解消に向け強腰の販売姿勢を続けて来たことで高値が浸透し7万円台に乗せ、市場中心値が7万1千円となりました。
鉄スクラップ電炉買値は下がっているものの現状の出荷単価を基準とするとメーカーの採算確保は困難なレベル。安値受注回避するメーカーは、しばらくは現状価格帯で移行するものと思われます。