異形棒鋼相場情報 2013年11月18日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 68,000
D13ミリ 66,000
D16〜D25ミリ 64,000
SD345  D19〜D25ミリ 66,000
D29〜D32ミリ 67,000
SD390  D16〜D25ミリ 69,000
D29〜D32ミリ 70,000

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相場基調

製鋼主原料の鉄スクラップ市況が国内で上昇を続けており2年1ヵ月ぶりの高値となっています。11月13日からも東京製鐵鰍ェ全工場でトン500‐1000円の値上げを実施し関東、
関西、両地区の電炉メーカー各社で鉄スクラップ買いを値引き上げる動きが広がりました。国内メーカーによる需要が高水準であるため、鉄スクラップ需給は依然としてタイト感が強くなっています。
関東地区では東京製鐵渇F都宮工場と同様に電炉メーカーの大半が値上げを実施し一部1000‐1500円の値上げも聞かれました。13日時点の地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格はトン3万6000円‐7000円前後、高値は3万8500円となりました。
地区内メーカーの生産堅調による消費増で市中鉄スクラップへの引き合いは強く、発生は多くないために需給が引き締まり、相場はジリ高で推移しています。市中では無い物高の現状に高値警戒感もありますが、今後の上伸余地見込む向きもあります。また12日に行われた関東鉄源協同組合の輸出共同入札結果が足元の輸出市況感を上回る水準だったことも当面は先高見通しにつながっています。
こうした状況から関東地区電炉メーカー各社は異形棒鋼の販売価格の引き上げを相次いで表明しました。三興製鋼鰍ニ褐山工場の共同販売会社ウィンファーストは11月契約販売価格について6万5000円提示しコスト上昇分採算は確保できていないとして、年内に7万円に引き上げたいと説明をしました。その後千代田鋼鉄工業鰍ェ11月ではベースD16ミリを6万5000円、D13ミリを6万7000円とし、年内にはD16ミリを7万円に引き上げ採算回復に取り組むと発表しました。関東地区のベースものメーカー各社も11月販価6万5000円を表明していることから関東地区だけではなく国内の棒鋼市況は年内はメーカー主導の強基調の相場展開が見込まれます。工事物件の積算等には暮々もご注意下さい。