異形棒鋼相場情報 2013年1月30日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 61,000
D13ミリ 59,000
D16〜D25ミリ 57,000
SD345  D19〜D25ミリ 59,000
D29〜D32ミリ 60,000
SD390  D16〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000

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相場基調

関東鉄源協同組合が1月16日に実施した鉄スクラップ輸出入札平均価格は約3万2500円で前回12月11日実施より6000円近く上昇しました。円高是正や海外メーカーからの活発な引き合いを背景に昨年5月以来の3万円台となりました。
関東地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格はトン3万円前後でしたが、地場メーカーも輸出市況に対応して買い値を引き上げジリ高相場が続きました。こうしたなか合同製鐵鰍ニ東京鉄鋼鰍フ小棒共販会社、東京デーバー・スチールは2月契約分の異形棒鋼販売価格を、トン当り6万円に引き上げると発表しました。1月契約分は5万円5000円を下限に設定しており、2ヵ月連続で販価引き上げに踏み切るものです。
今後、鉄スクラップ市況をはじめ副原料・副資材価格が大幅に上昇する可能性があることから「再生産可能な販売価格にするため4月契約以降では7万円を目指す」考えを(山口社長)表明しました。
関東地区メーカーの昨年12月の受注量は30万トンを超えており1月も鉄スクラップ買い値が上昇しているため、手持ち契約残の単価では採算割れでの出荷となる見通しで赤字販売が続きそうだ。そのためメーカーはトン5万5000円を最低価格とし2月は6万円を視野に入れています。こうした状況から関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリが5万7〜8000円と、強含みで推移しています。月末を迎え鉄スクラップ市況は高値横ばいが続いています。輸出入札価格も含め今後の鉄スクラップ・相場動向が注視されます。