異形棒鋼相場情報 2012年7月19日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 61,000
D13ミリ 59,000
D16〜D25ミリ 57,000
SD345  D19〜D25ミリ 59,000
D29〜D32ミリ 60,000
SD390  D16〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000

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相場基調

東京製鉄鰍ヘ17日に8月契約の製品販売価格を発表し鋼板の一部を1000円から2000円値上げしたが今回、条鋼類は全面的に販価を据え置きました。
物件向けの価格もH形鋼が6万8千円、異形棒鋼が5万6千円と据え置きました。前回7月契約の大幅値下げで底値ムードが台頭「現状は底値に入りつつあり、修正できるものから値戻しを実施する」(今村常務営業本部長)と今回の一部値上げの理由を説明した。
関東地区の異形棒鋼市況は月央に入り小幅な値動きで推移しSD295A D16ミリが直送5万7千円、在庫品6万2千円と1千円方安く、2010年3月以来の安値圏で動いています。
足元では少ない実明細をめぐって流通業者間で受注優先とみられる安値提示対応も聞かれます。またメーカー側は製鋼主原料の鉄スクラップが安値で推移しているが製品安値での受注に対して消極姿勢を崩さず、綱引き状態が続いています。
冴えない市況展開でメーカーの契約残も減少しており、採算的に厳しい受注活動に直面するメーカーの今後の対応、また底値圏といわれている鉄スクラップ相場のこれからの動向が注視されるところです。