異形棒鋼相場情報 2012年6月18日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 63,000
D13ミリ 61,000
D16〜D25ミリ 59,000
SD345  D19〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000
SD390  D16〜D25ミリ 64,000
D29〜D32ミリ 65,000

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相場基調

製鋼主原料の鉄スクラップ共同輸出入札が6月12日に関東と関西で行なわれました。成約価格は東西ともに前月比で5000円以上の大幅安となり、共同輸出価格は2009年12月以来2年半ぶりの安値に落ち込みました。
関東鉄源協同組合の平均落札価格は前回より5817円安の2万5817円で応札数量は10万3000トンでした。関東地区の電炉メーカーの購入価格は2万6000‐2万7000円前後で弱含みで推移しており、「今回の輸出結果から見ると2万5000円前後がひとつの基準となり徐々に国内況の下げピッチが鈍化するのでは」との声も聞かれます。
関東地区電炉メーカーは6月契約分から2000円の販売価格引き上げを表明しましたが、需要は全般的低水準のうえ鉄スクラップ価格下落が加速したこともあり販売価格の値上げ浸透に至らず市況は弱横ばいで推移しています。こうしたなか、少ない物件を巡る流通業者間の受注競争で安値折れ合いも聞かれます。建設需要の回復が遅れ、販価値上げが浸透し難い環境のなか今後の鉄スクラップ相場の動向と、地区電炉メーカー各社の対応が注視されます。