規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 64,000 |
D13ミリ | 62,000 | |
D16〜D25ミリ | 60,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 62,000 |
D29〜D32ミリ | 63,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 65,000 |
D29〜D32ミリ | 66,000 |
鉄鋼関係業界紙によると関東地区の電炉メーカーは東京電力による4月電気料金値上げ(特割高圧、値上げ幅は税込で1キロワット時当り2円58銭)をおおむね受け入れたもようです。
1部メーカーは未契約だが近々受け入れる方針を固めているようです。個別契約で詳細は明らかにされていないが4月1日にさかのぼって値上げが実施されるという。夏季ピーク時における電気料金の割引日数を増やすなど特別措置も出ているが東電が今後、値上げ幅を見直さなければ管内の電炉メーカーは1トン当り生産コストが1500円程度アップすることになり年間数億円のコスト負担増を余儀なくされる。
加えて原油などの燃料価格変動を反映させる原燃料費調整制度に基づき、電力各社は6月分の電気料金を引上げる方針でこの部分ではトン当たり150円程度のコスト増になり、関東地区電炉メーカーは電気料金関連でトン2000円程度のコストアップを強いられることになるそうです。
現在、製鋼主原料の鉄スクラップ価格は3万1000‐3万2000円前後で横ばいで推移していますが、メーカーの採算は厳しい状態が続いている。電気料金値上げによるコスト上昇分を市場に浸透できるか連休明け後のメーカーの販売姿勢が焦点となります。