相場基調

関東地区の細物電炉メーカーはサイズエキストラの改定を表明しました。現行のエキストラはD10ミリがベース(D16ミリ)価格に対して3000円、D13ミリは同プラス1000円ですがこれを4月契約分からD10ミリをトン当たりプラス4000円、D13ミリはプラス2000円としてそれぞれ1000円の引き上げとなります。すでに三興製鋼�梶A�褐�山工場、千代田鋼鉄工業�梶A�鰹體�製鋼所が表明しており、関東スチール�鰍ﾍ個別商談の中で順次改定を進めていくそうです。改定は約25年ぶりで他地区と同様のエキストラになります。
また4月契約の販売価格の値上げ発表も相次いでおり、基本的に電気料金の値上げは織り込まれていないが足元で主原料の鉄スクラップが反発し、4月から電極や合金鉄など副資材価格や燃料費の上昇が予定され、大幅なコスト高は必至でその上東電管内だけ電炉メーカーの負担額は約66億円なるといわれています。このような状況から関東地区メーカーは、製品価格の再引き上げを示唆していることから、新年度入り後の異形棒鋼市況は強基調で推移するものと思われます。