異形棒鋼相場情報 2012年2月27日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 62,000
D13ミリ 60,000
D16〜D25ミリ 59,000
SD345  D19〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000
SD390  D16〜D25ミリ 64,000
D29〜D32ミリ 65,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリが6万円〜5万9千円で推移しています。2月に入ってもメーカーの受注量は落ち込んでおり、1月の17万トン超から微増にとどまる見通しです。
製鋼主原料の鉄スクラップ市況は、韓国向輸出価格が続伸しており直近の成約価格がトン当り3万2500〜3万3000円前後まで上昇しました。そのため関東地区電炉メーカーの炉前購入価格も反発し24日時点の買値は3万2000円〜3万3000円と月初に比べ3000円値上がりしています。
電炉メーカー各社は鉄スクラップ価格が3万円以上に上昇したほか、関東地区の東京電力管内では4月からの電気料金が17%引上げられ電炉メーカーにとっては使用電力料金の約4割増になり、生産コストの大幅増が見込まれています。
このためメーカーは製品価格を引上げる方針を示しており、電炉メーカー各社の今後販売価格への対応が注視されます。