規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 66,000 |
D13ミリ | 64,000 | |
D16〜D25ミリ | 63,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 65,000 |
D29〜D32ミリ | 66,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 68,000 |
D29〜D32ミリ | 69,000 |
関東地区の異形棒鋼市況はベースサイズSD295A D16ミリが6万3000円どころで推移しています。足元は中小のゼネコンが動き始めており出荷も上向いています。製鋼主原料の鉄スクラップ相場は関東地区から、関西地区への「西送り」が続いたことに加えて韓国向け新規輸出価格が上昇したこともあり小幅続伸してます。原料鉄スクラップ市況は多少反発する気配も出ています。
関東地区電炉メーカー、特にベースメーカーの出荷が上向いており、今後は細物メーカーの出荷も増えるとみられます。6月の明細投入量も5月の11万2000トンを上回ったもようで、震災による影響が徐々に緩和してきているようですが本格的な需要回復には至っておらず、引き続き厳しい環境は変わりません。地区メーカーは現在ベースサイズで3ヵ月、細物サイズで2.5カ月分の契約残を抱えており売り急ぐ気配はみられません。
しばらく下げ基調で推移した異形棒鋼市況ですが、直近では底値を探る動きも見られ今後の動向が注目されます。