規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 67,000 |
D13ミリ | 65,000 | |
D16〜D25ミリ | 64,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 66,000 |
D29〜D32ミリ | 67,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 69,000 |
D29〜D32ミリ | 70,000 |
関東地区の異形棒鋼市況はベースサイズSD295A D16ミリでトン6万4000円と前週比1000円下がりました。地区の建設需要は相変らず厳しい。4月の首都圏のマンション着工戸数は前年同月比12.4%増の6770戸となり、9ヵ月連続で対前年プラスを維持したものの、2月以降伸び率は鈍化しています。
震災の影響でマンション購買層は超高層、高層物件を敬遠しており、異形棒鋼の需要は落ち込んでいます。これを受け関東地区の明細投入量も低迷しています。3月の17万2000トンから、4月16万1000トン、5月11万2000トンと減少しており、6月も対前月ほぼ横ばいとなる見込みです。需要家のゼネコン各社は様子見姿勢が強く発注する場合も当用買いを通しており、分割発注などが多く見られます。
出件数が少ないため、流通業者同士の価格競争が激化しておりメーカー流通ともに厳しい環境には変りなく、しばらくは我慢の展開が続きそうです。