規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 71,000 |
D13ミリ | 69,000 | |
D16〜D25ミリ | 68,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 70,000 |
D29〜D32ミリ | 71,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 73,000 |
D29〜D32ミリ | 74,000 |
新年度4月に入っての関東地区異形棒鋼市況は前月に続き強含みで推移しています。
製鋼主原料の鉄スクラップ相場は調整局面で一時的に弱含んでいますが、高炉メーカーが使用する鉄鉱石や原料炭の値上がりすることから、高炉メーカーの鉄スクラップ購入が増え反騰する可能性があります。
関東地区の電炉メーカーの製品受注残は3ヵ月程度と言われ、原料鉄スクラップ価格の急騰で赤字が拡大しておりメーカーは新規契約の製品販売価格(SD295A D16ミリ)7万円を表明しています。メーカー各社は4月も7万円の実現をめざし強気の姿勢を崩していません。
関東地区では、東日本大地震による影響がいぜん続いており、東北メーカーに手配した既契約分の振り替え作業に追われ新規商談はほぼストップしています。また福島第1原子力発電所での相次ぐ事故で東京電力による計画停電の影響を受け、減産をよぎなくされ、ここしばらく混乱が予想されます。目先はメーカー主導の強基調市況展開が続くものと思われます。棒鋼市況の動向にご注意下さい。