異形棒鋼相場情報 2011年3月8日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 69,000
D13ミリ 67,000
D16〜D25ミリ 66,000
SD345  D19〜D25ミリ 68,000
D29〜D32ミリ 69,000
SD390  D16〜D25ミリ 72,000
D29〜D32ミリ 73,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は強含みで推移しています。製鋼主原料の鉄スクラップ価格高騰で電炉メーカー各社は、1月契約分の販売価格を1トン6万5千円に値上げしました。
その後2月に入っても鉄スクラップ価格の上昇が続き、関東、関西地区共に高値が4万円を超えました。メーカーは原料急騰による赤字幅拡大から新規契約の販売価格7万円を表明したが、市況の上昇ピッチは鈍くメーカーにとっては厳しい局面が続いています。地区メーカーへの2月の明細投入量は16万4000トンあり、契約残を数ヵ月抱えているため売り急ぐ気配はありません。3月に入って原料スクラップ価格は調整局面に入ったとはいえ3万円台後半の高値圏で推移しており、メーカー各社は引き続き販売価格7万円実現をめざし粘り強く交渉を続けるとしています。また鉄スクラップ相場の変動によっては、販売価格の再値上げを示唆しており今後の動向が注視されます。