異形棒鋼相場情報 2010年12月08日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 59,000
D13ミリ 57,000
D16〜D25ミリ 56,000
SD345  D19〜D25ミリ 58,000
D29〜D32ミリ 59,000
SD390  D16〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリのメーカー直送ものは5万6000円、在庫販売品が6万1000円どころ、上げ基調で推移しています。地区メーカーの出荷は11月に続き12月も順調で昨年下期の出荷量は、月間平均で20万トンを下回っていましたが足元では22‐23万トンに回復しており需要の底打ちを裏付けています。
「09年度の地区需要は250万トンレベルだったが、10年度はほぼ1割アップの270万トン程度に増加しそうだ」(電炉メーカー首脳)との見方もあります。関東地区11月のメーカー受注量は10月比べ約2倍の26万トンと今年3番目の水準でした。製鋼主原料の鉄スクラップ価格が11月上旬に3万円台に上昇したことから、中小ゼネコンから駆け込み発注が増えました。その後流通業者の安値受注も聞かれなくなり、市況は上げ基調で推移しています。関東地区電炉メーカー各社は販売価格6万円の実現をめざしていますが、需要が出て来たとはいえ大手ゼネコンは様子見姿勢を崩しておらず、年末をひかえ今後の鉄スクラップ動向とゼネコンなど需要筋、そしてメーカーの対応が注目されます。