異形棒鋼相場情報 2010年9月27日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 62,000
D13ミリ 60,000
D16〜D25ミリ 59,000
SD345  D19〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000
SD390  D16〜D25ミリ 65,000
D29〜D32ミリ 66,000

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相場基調

関東地区の電炉メーカー各社は強気の販売姿勢貫いており販売価格トン6万円超の実現をめざしています。しかし地区の需要自体がいぜん低レベル推移しており、値上げ浸透はなかなか難しくなっています。メーカー元の明細投入量は8月に20万トンまで回復しましたが、9月は10万トン台半ばから20万トン以下になるとの声が聞かれます。建築需要は戸建を中心に回復傾向をみせるが、マンション関連は引き続き低迷しており商いは再び閑散としてきました。こうしたなか東京製鉄鰍ヘ先週10月契約分の価格を4ヵ月ぶりに全品種据え置きを発表し、物件対応の異形棒鋼価格5万9000円も据え置きました。その後同地区の他メーカーも10月販価据え置きを表明しましたが、関東メーカーの発表はまだありません。関東地区の市況は、SD295A D16ミリが5万9000円と横ばいで推移しています。
先日行われた関西地区鉄スクラップ共同輸出入札の落札価格は3万130円と今月9日に実施された関係鉄源協同組合の輸出入札の3万130円と同額でした。
現在の関東地区の鉄スクラップ相場は3万1000‐3万2000円で地区メーカー各社は様子見対応を続けている。
市中ヤード入荷が低調で在庫が低水準となっていることを受け、荷余り感はなくメーカー各社も買い値引下げには慎重なようです。製品販価6万円台をめざし強気の販売姿勢を貫くメーカーと、製鋼主原料、鉄スクラップの動向が注目されます。