異形棒鋼相場情報 2010年9月8日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 62,000
D13ミリ 60,000
D16〜D25ミリ 59,000
SD345  D19〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000
SD390  D16〜D25ミリ 65,000
D29〜D32ミリ 66,000

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相場基調

関東地区の細物電炉メーカー三興製鋼鰍ニ褐山工場の共同販売会社、ウインファースト(鈴木史郎社長・三興製鋼且ミ長)は9月契約分の異形棒鋼の販売価格D13ミリをトン当り6万円に引き上げると発表しました。製鋼主原料の鉄スクラップ価格が再び3万円台に戻し3万2‐3千円まで上昇して月次採算の悪化が顕著となったことから、同社では「再生産可能な利益を確保する必要がある」(鈴木社長)して新販価を設定しました。また足元で天井感が指摘される鉄スクラップ価格についても「海外需要に不透明感はあるが発生量が少なく国内価格は中長期的に強含みとみている」(同)とした。関東地区の他のメーカー各社も9月契約分から販価6万円の実現をめざしており、これを受け市況は徐々に切り上っています。関東地区では6、7月は月間10万トンレベルで低迷した明細投入量が8月は20万トンまで回復しており「9月も8月並か、それ以上の明細が集まるだろう」みる向きが多い。しかしここ数ヶ月はある程度の受注が見込めても、その後は再び閑散とする可能性が高くあらためて需要見合いの生産、販売が大事になっています。足元の市況はSD295A D16ミリが5万9000円とジリ高で推移しており、6万円超えの市況実現をめざしており今後の鉄スクラップ価格動向が注目されます。