異形棒鋼相場情報 2010年5月7日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 70,000
D13ミリ 68,000
D16〜D25ミリ 67,000
SD345  D19〜D25ミリ 68,000
D29〜D32ミリ 69,000
SD390  D16〜D25ミリ 73,000
D29〜D32ミリ 74,000

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相場基調

関東地区の有力ベースものメーカー合同製鐵鰍ニ東京鉄鋼鰍フ共同販売会社、東京デーバー・スチールは5月契約分から異形棒鋼をトン5千円値上げし販売価格を7万5000円に引き上げると発表しました。値上げは4ヵ月連続で、上げ幅は合計2万5000円となります。製鋼主原料の鉄スクラップ価格4万円際と高値が続いており、こうしたコストアップを製品価格に転嫁し採算を改善するのが狙いで今後も減産は継続していくと表明しました。
また、東北地区の電炉メーカー、活ノ藤製鉄所、東京鉄鋼鰍フ共販会社、東北デーバー・スチールも5月契約分から販売価格をトン当たり7万5000円以上に引き上げました。4月に販価を6万5000円以上とした後、4月中旬にも5月分から7万円以上とし、さらに7万5000円以上の再値上げに踏み切りました。
長岡の北越メタル鰍5月契約分から7万5000円以上に引き上げる方針です。
各地区での大幅値上げを受け、関東地区の細物メーカー三興製鋼鰍ニ褐山工場の共販会社ウィンファーストは5月契約分から異形棒鋼SD295A D13ミリ販価をトン当たり7千円値上げし、7万円2000円に引き上げると表明したが販売数量が決まらず、ゼネコン筋や需要家に対しての見積りが不可能な状況です。
関東地区の上記以外のメーカーからは5月契約分の販価提示がなく連休前から売り出し待ち状態が続いており、各メーカーの販価対応が注目されます。
またメーカーは、今後鉄スクラップ価格の変動により再値上げを行うことも示唆しており現在ゼネコン各社が契約している期近1‐2ヵ月で納入工事物件のみ受注すると表明している為、未受注の先物工事物件の積算価格にはくれぐれもご注意下さい。