規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 57,000 |
D13ミリ | 55,000 | |
D16〜D25ミリ | 54,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 56,000 |
D29〜D32ミリ | 57,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 59,000 |
D29〜D32ミリ | 60,000 |
関東地区の異形棒鋼市況は建設需要の落ち込みを受けてSD295A D16ミリで54,000円と続落しました。ピークだった昨年夏の11万円台に比べて50%以上下落しており弱基調で推移しています。
関東地区では11月のメーカー受注量が前月の10月比40%近く増加したとされますが、数量的には通常比半分以下の水準が続いており、需要環境は最悪の状態で年末を迎えています。
異形棒鋼市況は昨年夏のトン11万円超から年初は8万円台半ばでスタートし、春先には7万円、夏場に6万円まで下降しました。7‐8月にはメーカーの値上げを受けて一時的に強含む場面も見られましたが、実需を伴わないために早々に息切れしその後ジリ安が続いています。
メーカー各社は年末年始の炉休日を例年より増やし、減産強化を行う計画ですが一方では製鋼主原料の鉄スクラップ輸出価格の上昇もあり、製品安の原料高と厳しい状況が続きそうです。
年度末に向けて土木向けの需要に期待する声も聞かれますが、マンションを中心とした建築向けの環境は悪く市況を下支える材料に乏しい状況です。