規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 59,000 |
D13ミリ | 57,000 | |
D16〜D25ミリ | 56,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 58,000 |
D29〜D32ミリ | 59,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 61,000 |
D29〜D32ミリ | 62,000 |
関東地区の異形棒鋼はSD295A D16ミリで56000円どころで弱基調で推移しています。10月の地区電炉メーカーの受注量は10万トンだったが11月はさらに8万−9万トンに落ち込むとの見方があります。建設需要の低迷は続いておりゼネコン同士による受注競争が激化して、これを受け異形棒鋼に対する下げ圧力が強まっています。
メーカーの受注量は7月31万トン、8月29万トン、9月17万トンと減少し、10月は10万トンまで落ち込みました。7・8月の仮儒による影響に加えて実儒が一段と冷え込んでいるためで、11月はさらに減少したとの見方が出ています。工事着工延期や中止もいぜん続いており、需要は極めて低調に推移しています。
これを受け、メーカーはさらなる減産強化を検討しており年末年始の炉休日数を例年より増やす計画。直近は月間20万トン前後で推移していますが、さらにそれを下回る水準になりそうでメーカーは需給適正化に忍耐強く取り組むとしています。
一方で、製鋼主原料鉄スクラップ価格はトン2万5000円前後で推移しており足元は製品安の原料高という構図で異形棒鋼を取り巻く環境は厳しい状況が続きそうです。