規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 62,000 |
D13ミリ | 60,000 | |
D16〜D25ミリ | 59,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 61,000 |
D29〜D32ミリ | 62,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 64,000 |
D29〜D32ミリ | 65,000 |
関東地区の異形棒鋼市況は11月に入っても引き合い荷動きともに閑散としており、商談が少ないことに加えゼネコン各社からの指し値が厳しく6万円を割り込みました。メーカー直送SD295A D16ミリベースで59,000円と、流通業者の安値対応も散見され弱基調で推移しています。
関東地区電炉メーカーの10月受注量が10万トン際まで落ち込むなど土木、建築需要の低迷から需要減退が深刻になっています。電炉メーカー各社は減産で生産量を抑えていますが実需はさらにその水準を下回っており、年内に回復する可能性は低いとの見方が多い。また実需の落ち込みが大きいことに加え、東北など他地区からの流入玉が目立っており東北メーカーの安値対応も市況を引き下げる要因にもなっています。
11月入って製鋼主原料の鉄スクラップ価格が関東では、1ヵ月半ぶりに反発し強含みで推移しています。国内の市中玉流通量が落ち込んでいるなか東アジア向け輸出が回復傾向にあることが要因。関東地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は1000‐2500円値上がりしトン2万4000円前後となり期近では2万5000円位まで戻しております。今後も値上げ基調で推移するかは不透明ですが、異形棒鋼市況とともに鉄スクラップの輸出動向が注視されます。