規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 64,500 |
D13ミリ | 62,500 | |
D16〜D25ミリ | 61,500 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 63,500 |
D29〜D32ミリ | 64,500 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 66,500 |
D29〜D32ミリ | 67,500 |
8月に入っての関東地区異形棒鋼市況は地区メーカー各社の値上げ発表を受け、安値での受注は聞かれなくなり市況は底入れをしました。製鋼主原料の鉄スクラップ市況が8月入り後も上げ基調が続き、国内相場は10ヵ月ぶりに3万円台に乗せました。全国的に鉄スクラップ発生量が落ち込むなか中国や韓国に加えて、国内の高炉メーカー各社が購入を拡大するなど国内外で鉄スクラップを調達する動きが活発化し、強基調のまま盆休みに入りました。
国内の電炉メーカー各社は鉄スクラップ価格の上昇で価格優先の販売姿勢を強め、盆休みが明けた18日に東京製鉄鰍ェ9月契約価格を発表し全品種トン当たり3000−5000円を値上げしました。この発表後各地方メーカーが一斉に値上げを表明したことから、価格をめぐる攻防が続くものと思われます。関東地区メーカーの7月受注量は推定で30万トンを超え手持ちの受注を一定量確保しています。
また、8月の販売価格トン3000円値上げを表明しており、受注については価格優先で販売数量も絞っています。
先日行われた関東鉄源協同組合の鉄スクラップ9月積み輸出価格がトン約3万2000円まで上昇したために、メーカーはコスト上昇に強い警戒感を示しています。国内需要が低調な中、海外市況を含めた鉄スクラップ価格今後の動向が注視されます。