相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は製鋼主原料の鉄スクラップ価格がジリ高に転じていますが製品価格はSD295A　D16ミリが6万5000円と2000円方反落しました。しかし地区電炉メーカー各社はベース6万円以上を維持する構えでゼネコンなど実需筋と綱の引き合いとなっています。
関東地区の鉄スクラップ市況は4月入り後高値寄りで推移しており、先行き｢2万5000円の展開が予想される｣との見方もあります。地区メーカーも６万円以上を維持する姿勢に変わってきており一時見られた一部流通業者の安値商いも姿を消しています。
市中ではゼネコン筋は期近工事杭材の手当てを終えて、今後躯体用鉄筋の手当の時期を見ており5‐６月の発注明細は20万トン前後まで回復するとの見方もあります。関東地区メーカー各社は今後も減産を継続する姿勢変えておらず、目先はメーカーの5月販売価格対応が注目されます。