相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A　D16ミリが7万5千円となり弱含みで推移しています。
建設計画の延期や中止が足元でも相次いでおり、需要は一段と落ち込んでいます。すでに着工した物件でもマンションの販売状況を見極めて様子見している物件があり、春先以降に予定していた計画についても従来の想定を下回りそうです。電炉メーカーの受注量は1月に比べて微増で受注残は1.5−2ヵ月程度と言われており市況の先安観から必要量のみの手当となっているため出荷量はほぼ横ばいの状況。また関東地区メーカーが販売価格を控えるなか、販価を引き下げた東京製鉄�鰍ﾌこともあり流通及び需要筋の値下げ圧力は強まっています。このような状況から目先の市況は弱基調で推移するものと思われます。