相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A　D16ミリが9万円を割り込み、8万7千円弱含みで推移しています。関東地区メーカーの12月販売価格8万5千円を基準に取り引きしており、市況は軟化する見通しです。
関東地区の11月メーカー受注量は10万6000トンと推定され、10月比べで約10％減ったようです。12月に入り需要家から引き合いは年内使用分と年始納入分の手当てが多く、年内の商いは当用買い低水準で推移していくもようです。
製鋼主原料の鉄スクラップ価格がトン2万円を前に下落し、現在は1万6千円中心と弱含みで推移しており、先安感は強まっています。
こうした状況下、当面は来週に予定する関東地区メーカーの1月契約分異形棒鋼販売価格発表が注目されます。