規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 108,000 |
D13ミリ | 106,000 | |
D16〜D25ミリ | 105,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 107,000 |
D29〜D32ミリ | 108,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 110,000 |
D29〜D32ミリ | 111,000 |
関東地区異形棒鋼市況は合同製鐵鰍ニ東京鉄鋼鰍フ小棒共同販売会社、東京デーバー・スチールが10月28日に11月契約の製品販売価格を1トン当り1万円5千円引き下げると発表したことを受け弱基調で推移しています。
関東地区電炉メーカー各社は8月以降3ヶ月間販価11万5000円を据え置いていました。製鋼主原料の鉄スクラップ価格が7月のピーク7万円台から6万円も急落したため、関西最大手棒鋼メーカー共英製鋼は22日に11月契約の販価を2万円値下げし9万5000円を表明しました。この発表を受け関東地区ではメーカーの販価発表が注目されていました。その後も鉄スクラップ価格は連日下げ、市中では1万円割れも時間の問題との声も聞かれ需要家筋の製品値下げ圧力は日々強まっていました。そうしたなか東京デーバー・スチールの発表は1万円5千円値下げ、新販売価格はベースサイズ10万円で他の関東地区メーカーも追随する見通しです。また同社では今後も引き続き需要見合いの生産、販売で対応するとし、10〜12月は前年同期比2割の減産が見込まれており出荷はほぼ計画通りとするが、前年比10〜15%減となっている。
公共土木や建築関係など、国内需要の低迷、金融不安を背景に更なる需要減退が想定されており、今後の異形棒鋼市況の動向が注視されます。