規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 118,000 |
D13ミリ | 116,000 | |
D16〜D25ミリ | 115,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 117,000 |
D29〜D32ミリ | 118,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 120,000 |
D29〜D32ミリ | 121,000 |
関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ミリで11万5000円と弱含みで推移しています。地区メーカーは販売価格11万5000円を据え置き市況を下支えていますが、製鋼主原料の鉄スクラップ価格が高値から4万円下落し、3万円を割れたこともあり市中には先安観が拡がっています。
関西の電炉メーカー東京製鉄鰍ェ10月契約分販価を8,000円引き下げ9万2000円に値下げしたことで市況の下落ムードが強まりました。東京製鉄鰍フ製品は関東の市場には出回っていませんが、心理的影響は思いのほか強くゼネコンや需要家筋の値下げ圧力が強まっています。
デベロッパーやゼネコンの倒産などの影響を受け8−9月は、大幅に需要は落ち関東メーカーの受注量は8月が14万トン程度で、9月は10万トン前後と言われ過去最低レベルでした。また関東地区メーカーの平均出荷単価は9万円前後まで上がり、鉄スクラップ価格の大幅下落で月次では黒字になったが1−7月にかけての赤字を埋め合わせるまでには至っていないとし、価格を下げる姿勢はみせません。
異形棒鋼市況のこう着状態が続くなかで、東京製鉄鰍フ11月販価発表と関東地区電炉メーカーの販売価格の対応が注視されます。