相場基調

関東地区電炉メーカーは製品価格をSD295A　D16ミリで11万5千円に引き上げました。
製鋼主原料の鉄スクラップ相場は一時7万円を突破しましたが、8月12日に行われた9月積み輸出価格が前回より1万7100円安の5万650円と過去最大下げを記録しました。
この大幅安を受け国内電炉メーカー各社は日々、購入価格を引き下げたことから国内相場も反落して5万円を割り込み、高値から2万円以上下落しました。こうしたなか8月19日に関西の電炉メーカー東京製鉄�鰍ｪ9月契約の製品販売価格を発表し異形棒鋼は1万2千円下げ、販価10万円としました。しかし、関東地区メーカーは製品出荷平均単価がまだ8万円半ばで赤字体質は改善されてないとして、販価を引き下げる姿勢は見せていません。
9月目前にし今後の鉄スクラップ相場の動向と、メーカーの9月分販価対応が注目されます。