異形棒鋼相場情報 2008年06月20日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 118,000
D13ミリ 116,000
D16〜D25ミリ 115,000
SD345  D19〜D25ミリ 117,000
D29〜D32ミリ 118,000
SD390  D16〜D25ミリ 120,000
D29〜D32ミリ 121,000

現在数量が極めて少なく、価格も日々変動を続けています。
貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼は強含みながら勢いは鈍化しています。地区電炉メーカー各社は5月契約分販売価格を、D16ベースで11万円に値上げしました。製鋼主原料の鉄スクラップ相場は5月に6万円を突破しその後も高騰し、6月に入り6万円半ばまで上昇しました。
関東鉄源協同組合が6月11日に実施した、7月積み鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格は前回に比べて1600円高のトン6万6450円となり6ヵ月連続で過去最高値を更新しました。この価格は1年前と比べ約3万円(88%)上昇しており、世界の鉄鋼需要増が鉄スクラップ価格を押し上げています。
国内ではその後も鉄スクラップ相場の高騰は続き、関東地区電炉メーカーの購入価格は高値で6万9千円まで上昇し、市中の先高観はさらに強まっています。
関東地区メーカーは鉄スクラップ価格上昇分を製品販価に反映させる方針にかわりなく強気の販売姿勢を続けています。
6月契約販価は前回までの1万円を今回は5000円の値上げとして販売数量を絞るようです。こうした状況からメーカーの値上げの勢いは鈍化していますが、鉄スクラップの先高観も強いことから異形棒鋼市況は今後も強基調が続くものと思われます。