規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 101,000 |
D13ミリ | 99,000 | |
D16〜D25ミリ | 98,000 | |
SD345 | D19〜D25ミリ | 100,000 |
D29〜D32ミリ | 101,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 103,000 |
D29〜D32ミリ | 104,000 |
関東地区の異形棒鋼市況は上げ基調で推移しています。メーカー直送、現物(問屋の在庫品販売価格)ともに3,000円方切り上がり直送SD295A D16ミリが9万8000円、現物は10万1000円と続伸し10万円の大台に乗せました。
電炉メーカー各社は2,3月と各1万円の値上げを行ないましたが製鋼主原料の鉄スクラップ相場が急騰を続け6万円をうかがう情勢から、4月契約分でさらに1万円値上げし販売価格を10万円に引き上げました。今年に入ってからの値上げは計3万円となり、流通業界ではメーカー販価10万円を受けて需要筋への売り腰を強めています。このため4月末に向けて直送10万3000円〜10万5000円をめざした展開となる見込みです。
今年2月の鉄筋造における建築着工面積は前月比9.7%となったが前年同月比では14.5%減と低迷しています。昨年の改正建築基準法の影響による需要減が続いており、メーカーの製品出荷量は前年に比べて1〜2割減少しています。メーカー各社は需要に見合った生産を行い、引き続き販売価格引き上げにより収益改善を進めるとしております。主原料鉄スクラップ価格はさらに高騰する可能性が出ており、異形棒鋼市況は未踏の11万円台に突入する公算もあり今後の動向が注目されます。