異形棒鋼相場情報 2008年03月05日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 90,000
D13ミリ 88,000
D16〜D25ミリ 87,000
SD345  D19〜D25ミリ 89,000
D29〜D32ミリ 90,000
SD390  D16〜D25ミリ 92,000
D29〜D32ミリ 93,000

現在数量が極めて少なく、価格も日々変動を続けています。
貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はメーカー各社が採算重視の姿勢から、2月契約分で1万円の大幅値上げを表明したことから強含みで推移しています。製鋼主原料の鉄スクラップ価格が高騰して高値の5万円をつけ、副資材の合金鉄など大幅値上がり、そして原然料費の大幅上昇により、メーカー各社の収益状況は悪化しほとんどのメーカーは赤字が続いている状況。市場ではメーカー主導による市況形成が現実化しており、年明けトン7万円でスタートした市況も1974年以来34年ぶりに8万円を突破し8万5,000円〜8万7,000円と強基調で推移しています。こうしたなかメーカーは販売数量を大幅に絞り、その後は売り止めをしていることからゼネコンなど需要筋からの引き合いに対し我々流通業界は応じきれない状況が続いています。
国内の鉄スクラップ価格に天井観が見えないなか2月26日に行なわれた共同輸出入札では、過去最高値の4万8,550円で成約し日本を含む東アジアの鉄スクラップ市況は騰勢を強めています。関東地区の有力メーカー合同製鐵鰍ニ東京鉄鋼鰍フ共同販売会社、東京デーバー・スチールは今月3日に3月契約の販売価格を1トン当り1万円の値上げを発表しました。1万円の値上げは2月に続き2カ連続で新販売価格は9万円超えとなります。また細物メーカーの関東スチール鰍熏日4日に3月契約分の販価を1万円値上げを表明し、規格とサイズエキストラを各1千円引き上げます。これにより規格エキストラはSD345はSD295Aプラス2千円に、サイズエキストラはD13ミリから、D10ミリが3千円プラスになります。
ベースメーカー2社と細物メーカー1社の値上げに他メーカーも追随する見通しから3月の異形棒鋼市況は9万円台必至の情勢です。
(尚当社価格表は3月5日現在の相場で3月契約値上げ分及びサイズ、エキストラ変更分は含まれておりません)