異形棒鋼相場情報 2008年01月31日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 売止中
D13ミリ 売止中
D16〜D25ミリ 売止中
SD345  D19〜D25ミリ 売止中
D29〜D32ミリ 売止中
SD390  D16〜D25ミリ 売止中
D29〜D32ミリ 売止中

尚、貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は地区メーカー各社が製品の販売を停止している為に実質的商談が進展せず、先高感が拡がっています。
1月21日に東京製鉄鰍ェ2月契約分の異形棒鋼価格を5千円値上げを発表しました。こうしたなか関東地区ではメーカーの販売価格発表はなく、売り止め状態が続き、流通業者間では「関東でも5千円以上の値上げをするのではないか」との声が聞かれました。一方製鋼主原料の鉄スクラップ価格は高騰し関東地区で4万3,000円、関西では4万4,000円の高値となり4万5,000円以上になるのではとの観測もあります。
関東地区メーカーが沈黙を続けるなか1月29日に関西メーカーのダイワスチール鰍ェ2月契約分棒鋼販価7千円値上げと発表し3月契約でも値上げ実施したいと表明しました。これをうけ関西地区では「8万円台乗せも視野」にとの見方が強まり、関東では地区メーカーの出方が待たれました。
関東地区の有力ベースメーカー合同製鐵鰍ニ東京鉄鋼鰍フ共同販売会社、東京デーバー・スチールは本日1月31日に2月契約の異形棒鋼の販売価格をトン1万円の大幅値上げ発表しました。1万円の上げ幅は過去最大だった2004年3月契約(この時は、前後半2回の計1万円)と並び販売価格は74年以来34年ぶりの8万円台に乗ります。
メーカーは鉄スクラップの高騰に加え、合金鉄などの副資材や電力料金の上昇などが収益を圧迫しており、1万円の大幅値上げで採算確保を図るとしています。ベース2社の値上げに他メーカーも追随の見通しから関東地区2月市況は8万円台必至の情勢となっています。
(尚、新年の異形棒鋼相場価格はメーカーの販売価格が出次第掲載致します。)