相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は地区細物、ベースものメーカー各社が3,000円の大幅値上げを表明したことを受け、強含みで推移しています。細物メーカーの関東スチール�梶A三興製鋼�梶A�褐�山工場が10月契約分で3,000円の値上げを発表し、その後ベースメーカーの合同製鐵�梶A東京鉄鋼�梶C朝日工業�鰍ﾆ�活ﾉ藤製鉄所も3,000円値上げ表明しました。またベースメーカーは11月契約分から異形棒鋼のＳＤ345・ＳＤ390の鋼種エキストラを改定しそれぞれトン1,000円値上げします。鋼種エキストラＳＤ345でＳＤ295Ａから2,000円、ＳＤ390で同5,000円アップとなります。高い品質基準をクリアするために合金鉄のシリコンマンガンを増量しますが、このシリコンマンガンの7−9月の取引価格が4−6月に比べて、65％上昇し急騰しているため全量輸入に頼ってるメーカーはエキストラ改定により採算確保する考えです。
地区メーカー各社の大幅値上げを受けて一段高が予想され、目先の市況は強基調展開が続く見通しです。