規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 74,500 |
D13ミリ | 72,500 | |
D16〜D25ミリ | 71,500 | |
D29〜D32ミリ | 72,500 | |
SD345 | D19〜D2 5ミリ | 72,500 |
D29〜D32ミリ | 73,500 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 75,500 |
D29〜D32ミリ | 76,500 |
10月入りした関東地区異形棒鋼市況は強含みで推移しています。SD295A D16ミリが7万1,500円中心とジリ高となっており、今後一段高が予想されます。
地区、細物有力メーカーの関東スチール鰍ヘ10月契約分から製造販売価格をトン3,000円値上げし販価7万3,000円としました。その後三興製鋼鰍ニ褐山工場も3,000円値上げを発表し、地区メーカー全体に追随値上げの動きが広がるもようです。
市場では商社など流通業者も需要家向け価格を引き上げる見通しで、市況は騰勢を強めるものと思われます。
製鋼原料の鉄スクラップの価格が4万円を突破し、これにシリコン、マンガンなど副資材の値上がり、燃料価格の高騰で8月以降トン7千円がコストプッシュ要因とし「製品への価格転嫁以外に対処の選択はない。」(メーカー幹部)としています。
地区のベースものメーカーも10月契約3,000円値上げを検討しており、近日中に表明するものと思われます。各メーカーは製品値上げを浸透させ収益改善を図ると強気の姿勢を貫いており、異形棒鋼市況は強基調展開が続く見込みです。