規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 74,000 |
D13ミリ | 72,000 | |
D16〜D25ミリ | 71,000 | |
D29〜D32ミリ | 72,000 | |
SD345 | D19〜D2 5ミリ | 72,000 |
D29〜D32ミリ | 73,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 75,000 |
D29〜D32ミリ | 76,000 |
盆休み明け、関東地区異形棒鋼市況は強含みで推移しています。ベースサイズ(SD295A D16ミリ)でトン7万1千円、D13ミリ7万2千円、D10ミリ7万4千円どころと地合は堅調です。関東地区電炉メーカー各社は8月契約分販売価格7万円を打ち出しており、21日に東京製鉄も9月契約からの販売価格7万円表明しました。
市中では棒鋼をはじめ、型鋼類にも強気ムードが漂っており、秋需に向けて鋼材市況は一段高となる見通しです。足元は季節要因で商い、荷動きともに落ち着いていますが、各メーカーとも4−5ヶ月分の契約残を抱えており売り急ぐ気配は見られません。9月以降大型物件の出件も予定されておりメーカーは需要見合いの生産体制を堅持しています。
製鋼原料の鉄スクラップ価格は秋以降にトン4万円まで上昇するとの観測があり、販売価格の改善が急がれている。「価格面は採算割れの可能性が出ている」(電炉メーカー)としており「造り過ぎ売り過ぎに注意し、適正な販価実現が先決」(同)と、強気姿勢でいることから引き続き市況は強基調で推移するものと思われます。