異形棒鋼相場情報 2007年07月24日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     74,000
D13ミリ     72,000
D16〜D25ミリ 71,000
D29〜D32ミリ 72,000
SD345 D19〜D2 5ミリ 72,000
D29〜D32ミリ 73,000
SD390 D16〜D25ミリ 75,000
D29〜D32ミリ 76,000

尚、貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は強含みで推移しています。6月の地区異形棒鋼生産と出荷量は、それぞれ34万トンでミートしました。出荷は低調に推移するとの予想でしたが、5月に比べて4%ほど増加し需要は堅調でした。
7月に入って電炉メーカー3社が炉休している関係で今月の地区生産量は30万トン前後まで減少する見込みです。
各メーカーの出荷は堅調に推移しているため、需給環境はタイト感が強まっています。メーカーは「6月までに在庫を積み上げていたことからデリバリーに支障はない」とし「顧客に迷惑がかからないよう対応したい」と言っています。しかし8月以降はメーカーの休炉が集中することから流通業者間に不安の声も聞かれています。
足元、メーカーの製品出荷平均単価は長期契約分があるため、6万3千円前後と言われています。鉄スクラップのほか副資材価格も高騰して収益を圧迫しているため、メーカーは販売価格7万円乗せ実現のため売腰を強め販売量をしぼっています。こうした状態をうけ異形棒鋼市況は強基調基調の展開が続くものと思われます。
尚、地区の有力細物メーカー関東スチールの勝部敬一社長は本日24日、8月契約分の販売価格で2千円の引き上げを検討していると明らかにしました。既に同社では販売価格6万8千円を表明しており2千円の値上げによりメーカー販売価格は7万円となります。