規格 | サイズ | トン単価(円) |
---|---|---|
SD295A | D10ミリ | 73,000 |
D13ミリ | 71,000 | |
D16〜D25ミリ | 70,000 | |
D29〜D32ミリ | 71,000 | |
SD345 | D19〜D2 5ミリ | 71,000 |
D29〜D32ミリ | 72,000 | |
SD390 | D16〜D25ミリ | 74,000 |
D29〜D32ミリ | 75,000 |
関東地区の異形棒鋼市況は強含みで推移しています。ベースサイズ(SD295A D16ミリ)で6万9,500円中心。地区電炉メーカー各社は今夏、定期修理などで平均2−3週間の炉休を実施します。
例年と比べ減産幅は2倍に拡大する見通しで、需給はタイト化する公算が大きく、地合いは底堅い展開が続く見通しです。
関東地区の異形棒鋼生産量は通常月間32万−33万トン程度ですが、今夏は27万−28万トン程度に減産する見通しです。加えてメーカー各社の契約残は4−6ヵ月と依然高水準で推移しています。足元は建築基準法の改正で発注遅れが目立っていますが、メーカーに売り急ぐ気配は見られません。関東棒鋼の勝部社長(関東スチール且ミ長)は26日に鉄スクラップ価格が高止まりするなか「7−9月のシリコンマンガン価格は4−6月比2倍に高騰する」など原燃料価格が高騰しており各社とも収益を圧迫している。このため「足元を固めて需要が盛り上がる秋需に備え持続可能なマーケットを形成したい」と話しメーカー販売価格7万円乗せが実現するとの見通しを示しました。関東地区異形棒鋼市況は目先、強含みで推移するものと思われます。