異形棒鋼相場情報 2007年02月06日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 68,000 |
D13ミリ | 66,000 |
D16〜D25ミリ | 65,000 |
D29〜D32ミリ | 66,000 |
SD345 | D19〜D2
5ミリ | 66,000 |
D29〜D32ミリ | 67,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 69,000 |
D29〜D32ミリ | 70,000 |
尚、貴社向価格は問い合わせください。
相場基調
関東地区異形棒鋼市況は、メーカー各社の強気姿勢を反映して上げ基調で推移しています。メーカー直送によるベースサイズ(SD295A)がトン6万5,000円どころ細物D13ミリ6万6,000円、D10ミリが6万8,000円。関東地区電炉メーカーは春先をめどに6万5,000円の販売価格形成をめざしています。高止まりする鉄スクラップ価格に加え、4月以降は電極などのコスト上昇要因があり、もう一段の販売価格改善を進める姿勢です。
地区メーカー各社は1月契約分から異形棒鋼の販価を3,000円値上げしました。それにともない流通業各社は値上げ攻勢を強め、ゼネコンなど需要筋向け販価は6万3,500〜6万4,500円に上昇しました。しかしメーカーの製造コスト上昇は続いており、引き続き値上げに注力します。
関東棒鋼の勝部社長(関東スチール且ミ長)は「市況の上伸力は強く、需要環境も非常に良い」とし販価改善の絶好機と意気込んでいます。電炉の収益性は原料高で低下しており、製品価格と原料の値差拡大を進める。「製販が良い意味で一つになっている」(同社長)と言い値上げ実現に自信を深めています。このような状況から、春先に向け棒鋼市況の一段高が予想されます。